歴史

蓮明寺は、真宗大谷派(東本願寺)の寺院で、宗旨は浄土真宗、本尊は阿弥陀如来です。

寺史によると、1505年、現在の大刀洗町大堰で、大隈(現在霧島市溝辺町)の武将であった溝辺氏が出家し、草庵を開いたことが始まりだと伝わっています。南北朝が激突した筑後川の合戦(大保原の合戦)に出兵し、戦死者を供養するための役目を担ったとも言い伝えられています。
その後1624年(寛永元年)、現在の地に浄土真宗の寺院として開基。2024年で開基400年を迎えます。現住職は第16世です。

山号は「多聞山」。「聞く」ことを願われてきた寺です。「多聞第一」と呼ばれ、釈尊の教えを最期まで聞き続けた阿難尊者が想起されますが、浄土真宗の門徒は、「仏法聴聞」を生活の要としてきました。その伝統を「聞法の道場」として地域で受け継ぎ、地元の人々の心のよりどころとして護持されてきました。
本堂、山門ともに江戸時代の建立です。

仏事について

一般に仏事は、喪失からはじまります。

別離の悲しさと 出会った喜び
人生の儚さと かけがえのなさ
行き場のない 感情

人に会い得た事実を深く感じる場として、浄土真宗の仏事は営まれてきました。さまざまな思いが交錯しますが、御本尊を中心とした丁寧な儀式の執行を通して、ご遺族の伴走者でありたいと思っています。

昨今は、寺を利用した仏事が増えています。ご法事・葬儀をはじめ、初参りや結婚式なども執り行います。まずはご相談ください。

また、全国各地の信頼できる寺院や納骨施設のご紹介も承ります。


行事

〈お講〉
蓮明寺では、「初お講」(1月)から「報恩講」(12月)まで、ほぼ毎月「お講」が開かれています。
お講とは、蓮如上人(本願寺第8世)が「寄り合い談合せよ」とお勧めされた門徒の集いのことです。
第3土曜日の午前中(変更の場合あり)、できるだけ皆さんで『正信偈』をお勤めし、ご法話を聴聞。その後、郷土の野菜をふんだんに使ったお斎を味わいます。そこには「寺友(テラトモ)」ならではの、やさしく、ゆるやかな交流があります。お盆と報恩講の前には、お世話の方や希望者で寺院仏具のおみがきをして、参詣者をお迎えしています。

〈永代経法要〉

失った寂しさを、行き場のない心をどう受け止め、どのように考えていけばいいのか。永代に伝承される経典を読誦し、悲しみを抱きしめるような思いで法座を開いています。春と秋に厳修しています。



〈こども寺子屋〉

江戸時代、各地の寺院には「寺子屋」が開かれ、そこは農繁期の保育所であり、学びの場であり、おおらかな遊び場でした。学校教育によってその役割は失われましたが地域社会の中に、家庭や学校とは別の「第3の居場所」が求められる時代ではないでしょうか。競争やしがらみから離れた環境によって、子どもたちは、いろいろな価値観を受容し、選択肢を増やすことができます。こども寺子屋は、学校の長期休みの時期に開いています。


〈花まつり・初参り式〉

お釈迦様の誕生日を祝い、同時に、私たち一人ひとりの誕生を喜び、いのちの意味を確かめる集いです。蓮明寺では毎年5月5日の「こどもの日」に開いています。「生まれてくれてありがとう」「違っていていいんだよ」「かけがえのないあなただよ」というメッセージを伝えます。新生児の初参り式も兼ねて行います。



〈除夜会〉
大晦日の夜、参詣者が除夜の鐘を打ちます。23時半ごろから歳末勤行を行い、年を締め括る法話の後、煩悩の数といわれる108回を目処に打ち続けます。
例年、近所の家族連れ、帰省してきた人々が境内に集い、焚き火を囲んで年末年始のひとときを過ごします。

《その他》
各種団体やグループにより、さまざまな用途でお寺をご活用いただいています。最近では、宿泊体験、学生のフィールドワーク、団体の例会、説法を聞く研修会、まちづくり事業、歴史探訪の会場などがありました。華道教室や仏教讃歌「蓮華会」の練習も行われています。境内は高速無線LAN(Wi-Fi)の環境が整っていますので、リモートの会議や研修、法事にも利用しています。趣旨が公益に適うことであれば、寺院施設の利用料は無料です。

ご法話の出張します

住職の溝邊伸は、ご要望によりご法話に出向きます。寺院の各種法要に限らず、学校の特別授業、公民館活動、老人クラブ、福祉施設、企業の研修などで、テーマに応じてお話します。ワークショップ形式の研修もご相談に応じて行います。宗派では「元気なお寺づくり講座」「門徒会研修」「推進員研修」「女性門徒研修」などに出講しています。