本堂改修が大詰めです

本堂改修が大詰めです。訪れた方、お参りの方は口を揃えて「わー!美しくなったねー」「よかー!よーなったー!」と言ってくださいます。

本堂正面は、サッシから建具に。「大川の匠」の称号を持つ渡邊健次郎さん(渡辺建具)が作られた建具がはまりました。左官さんは、参道や高欄の土台を整えた後は、傷んでいた壁を漆喰でスイスイ塗っていかれます。棟梁の国武建設さん親子は、現場で木を切ったり鉋で削ったりしながら、お縁、階段、戸袋を作り、美しく仕上げていかれます。職人さん方のお仕事ぶりは見ていて頼もしく、かっこよく、頭が下がります。

いいお仕事をされます!

寺史によると、蓮明寺本堂は安永七年(1778年)に再建とあり、約250年になるようです。

床下に潜った大工さんが「大水に浸かった跡がくっきりと残っている」と驚かれていました。昭和28年の西日本大水害のものと思われますが、床上浸水にも持ち堪えています。

後戸の柱には、文久2年の「宗祖上人600回大御遠忌」と書いた跡もあり、眺めるたびに歴代の思いを想像したりします。

木造住宅の寿命は80年とか言われますが、傷んだ箇所を修繕していけば、もっと寿命は延ばすことができることを、神社仏閣の建物が証明しています。

古さや歴史を生かして、大切にしていきたいですね。物も人も。

◇春の行事予定◇

●3月26日14時より「春の法要」
 講師ソナム・ワンディ・ブティア氏(カトマンズ本願寺)

●4月28日14時より「正信偈講座」(第1回)
 講師住職

●5月5日12時半より「花まつり」
 東本願寺「こどものつどい」とのライブ中継、甘茶かけ、自由遊び他

いずれも、どなたでもお参り・ご参加頂けます。